イベントレポート
明日香野が創業50周年を記念して従業員懇親会を開催
明日香野は創業50周年を迎え、2025年11月8日に大阪府・八尾市の「八尾グランドホテル」にて、従業員懇親会を開催いたしました。この日は365日稼働する工場を停止して、従業員130名で、節目を祝いました。 美味しく食べられる期間が限られている和菓子の性質上、明日香野は年中無休で工場を稼働させていますが、この日ばかりは操業を停止。創業50周年という記念すべき瞬間を、明日香野で働くすべての人で祝いたいとの思いからです。新しい門出を祝うために、全従業員が会場に集いました。 此下竜矢社長はあいさつで、週休3日制の採用やフレックスタイム制の導入に触れ、「みなさんにとって働きやすい環境をこれからも整えていきたい」と語りました。2017年に始まった週休3日制は年々拡大していて、今では工場勤務者の67%が対象に。月間の残業時間は現体制となった15年間で半減し、有給休暇の消化率は2.7倍となる70%に増加。年間休日が大幅に増えるなど、ワークライフバランスの充実が図られています。 鈴木敬太取締役の発声で乾杯し、歓談がスタートしました。とても賑やかな時間です。テーブルごとに乾杯の声が響き、何度も繰り返されます。グラスを掲げてからの掛け声が、力強くて驚かされました。 「モッ ハイ バー ヨー!」 日本の飲み会では聞き慣れない掛け声なのは、ベトナム語だから。テーブルを囲む従業員の顔ぶれは国際的です。明日香野は外国人雇用を推進していて、ベトナム人、ミャンマー人が数多く働いています。中でもベトナム人従業員は出席者の約6割を占めていました。若い従業員が多く、1時間ほどの歓談は活気に満ち、乾杯の声が数えきれないほど響きました。 もちろん、同じ国籍のスタッフだけで固まっているわけではなく、入り乱れて会話に花を咲かせます。日本人の若手がベトナム人スタッフの会話で「ビンゴはないの?」と聞かれたことをきっかけに、若手が役員に余興のゲームを提案。ビンゴはできませんでしたが、予定になかったじゃんけん大会が全員参加で行われ、大いに盛り上がりました。 イレギュラーな出来事にも柔軟に対応し、時代に合わせて変化を続ける明日香野のDNAが垣間見えた瞬間でした。 各部長からのあいさつでは、各部長が登壇するたびに大きな声援や拍手が送られていました。出席者は笑顔で、アイドルのトークショーかと錯覚してしまうほどの和やかさ。あいさつが始まると、みんなの表情が引き締まります。アットホームな雰囲気でありながら、やる時はやる。そんな職場での普段の様子がうかがえる一幕でした。 50年の歩みと社員への感謝を伝える動画の上映も行われました。動画は日本語だけでなく、ベトナム語、ミャンマー語にも対応。全員が真剣な眼差しをスクリーンに注いでいました。 此下社長が「3つの遺伝子」「4つの力」をテーマにプレゼンを行い、明日香野が50年で培ってきた独自の強みを一同で改めて共有しました。 創業50周年という大きな節目を共に祝ったこの一日は、明日香野が歩んできた歴史と、これから進む未来を全員で確かめ合う貴重な時間となりました。 半世紀にわたり、あふれる活気はそのままですが、こんなに国際色豊かな式典を迎えるとは、当時は思いも寄らなかったことでしょう。50年の歩みを力に、そしてこの日に集った全員の笑顔を糧に、明日香野は次の50年に向けて、これからも歩み続けていきます。